2次試験直前!

国公立大学,私立大学とも出願がほぼ終わり,2次私大対策が本格化しているのではないでしょうか。

これまでもこのコラムにて,受験大学5年間分の過去問題演習を3~5回ほど徹底して反復演習するように書き出してきました。
また,たっぷりととることは難しいとしても,起床時間を固定して,可能な限り6時間程度の睡眠時間を確保するようにとも書き出してきました。
しかし,残念ながら,何度も相談を重ねてきたにもかかわらず,合格していった先輩方の方法論から,つい外れてしまう受験生が散見されることも事実です。
そのすべての原因は《 不安感 》にあります。

その《 不安感 》ゆえに,過去問題演習の手を止めて,参考書をまとめ直したり,すべての分野を総ざらいしたり … と頑張っているうちに,あっという間に試験日が来てしまいます。
あんなに頑張ろうと思っていた過去問題演習は2年間分ほどしか終わっておらず,しかも2回程度の反復演習で留まっていて … これでは,演習量も解法パターンの習得もおぼつかず,時間感覚の体得や解答スピード鍛錬のレベルまで到達できません。

そこで,5年間分の過去問題演習を行なう際に大切な《 5箇条 》を挙げたいと思います。

その1 : 徹底的反復演習
◯ 3 ~ 5回ほど徹底的に反復演習を行なうこと。
◯ 質問・添削等を通じて徹底的に理解すること。
◯ 苦手な部分は暗記することも含めて徹底的に習得すること … 5回めの演習で理解できればよい!

その2 : 徹底的時間管理
◯ 1回の過去問題演習は,科目ごとに,必ず試験時間の長さに合わせて演習すること。
どんなに解けない・分からない問題があっても,1題に長時間を費やすのではなく,5回反復演習のなかで解けるようにすることが重要となる。ある程度まで考えても分からない問題は,質問や添削を受け,解法の道筋などが分かってから,2回め,3回めの(時間制限付き)反復演習に移行するように心がけること。

その3 : 徹底的理解
◯ “ 理解した ” とは,他人に説明できる・授業できるレベルにブラッシュアップしていくことを含むことに留意したい。自分のなかでだけ “ 分かった! ” としても,答案化していく際に,実は品質があまり高くない(練度が低い)場合が多いといえる。
 『 答案とは,アタマのなかを “ 見える化 ” したものである。』

その4 : 徹底的探索
◯ なぜ解けなかったのか?
  なぜヒントに気づかなかったのか?
  なぜ解き進めることができなかったのか? …
特に不正解だった問題,結局解けなかった問題,たまたま(?)解けた問題 … そのような問題こそ,自分の弱点が露呈した部分であるといえる。
復習すれば天才になる! … そんなプラス思考をベースとして,徹底的に自分の弱点,そして弱点克服法を探索すべし!

その5 : 原点回帰
◯ そんなこと,教科書に書いてない!
と憤慨しそうになるが,実は,答えそのもの(あるいは答えにつながる知識)は,教科書のどこかに書いてあるもの,授業で教わったはずのもの。理解してから教科書&ノートを丁寧に読み直すことで,その凄さが分かってくるはず。
《 教科書 & ノート 》こそ,過去問題演習の最良の参考書である。

以上の《 5箇条 》を大切にして,入試本番までどっぷりと過去問題演習に漬かっていきましょう!

☆☆☆ 次回は [ 新しい受験の極意! ] の予定です。 ☆☆☆

投稿者プロフィール

繁泉 祐幸
繁泉 祐幸
東北大学理学部卒。かつては大手予備校・仙台校事務局長として運営全般の責任者を務めていたが,本校においては入試分析室・室長として、東北6県の高等学校に赴いて講演活動等を行う。
受験に対するモットーは『合格は100%技術である。』
 著作 『 The 王道 S5式メタ認知型 学習編 』
    『 The 王道 S5式メタ認知型 指導編 』
 (プリパス WEBSHOP 知恵の館文庫)

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