受験校決定ポイント

[ 受験校決定ポイント ]

センター試験が終わりました。自己採点集計結果が,皆さんのお手元に届いている頃かと思います。国公立大学の出願は1月 27 日から2月5日(必着)です。私立大学の出願もそろそろ大詰めですね。特に国公立大学は,この期間に前期日程・中期日程・後期日程のすべてを出願することとなりますので,合格ロードに向けて,しっかりと受験大学を決定する必要があります。

受験校決定ポイントには3つの要素があります。

1つめは,安全校の設定です。
私立大学を安全校とするのか,国公立大学・後期日程試験を安全校とするのか,私立大学+国公立大学(後期)と2重設定するのか … ということを検討します。
やはり,複数の大学・学部・学科を合格して,それらから進学先を “ 選択 ” できるようにすることが重要です。
選択肢がない … という状態は,極力回避されるべきでしょう。
もし,残念ながら予備校生活を検討せざるを得ない状態になったとしても,来年度入試のために,今春どこに合格したのかは,メンタル面のみならず,学習法に直結するとても大切な要素となります。

2つめは,志望校が《 2次逆転可能 》か否か … という判断です。
自己採点集計結果の “ 判定 ” は,センター試験成績のみでの “ 判定 ” ですので,当然のことながら《 2次力 》(面接,小論文を含む)は考慮されていません。
また,自己採点集計結果における,例えば『 B判定 』『 C判定 』という意味合いが,業者によって異なっている場合がありますので注意を要します。
自己採点集計結果における最も重要なことは,合格者数と不合格者数が一致すると予想される成績位置です。
(この位置を『 ボーダーライン 』あるいは『(合格率)50 %ライン 』と呼びます。)

そして,自己採点集計結果の順位を,いわゆる《 2次力 》で,さらに上位に押し上げることができるのか否かを考慮することになります。
もちろん《 2次力 》が低ければ,順位が下がることになりますから,場合によっては募集定員枠から外にはみ出してしまう危険性もあります。
《 2次逆転 》の可能性を計算する方法については,だいぶ煩雑になりますので,ここでは割愛いたしますが,センター試験成績のみで受験校を “ 判定 ” してしまうことのないようにしたいものです。

3つめは,志望校に対する《 相性問題 》です。
志望校の過去問題に対する《 相性 》を,しっかりと見極めるべき … ということです。
案外,センター試験の自己採点集計結果や模擬試験における “ 判定 ” のみで志望校を決定してしまい,個別試験(2次試験,私大試験)で苦手な分野が多く出題されることに後で気づいたなどというケースに,多く遭遇します。他の受験生にとっては標準問題でも,自分にとっては苦手で解きにくい問題だ … 等々は,実は個性の一つともいえるほどです。
やはり,高校の先生方や予備校の相談スタッフ等に,必ず相談してから志望校決定を行なうことはとても重要ですね。
自分で《 相性問題 》をチェックする際には,2年間分ほどの過去問題を,少し短めの時間でざっくりと解いてみます。
その時,5割以上は得点できそうかな? という感触があれば,相性が悪いとはいえませんが,明らかに5割以下(!)という場合は,残念ながら相性は悪いようです。
6割以上の得点が期待できるケースでは,相性問題はクリアです。

もちろん,第一志望校や第二志望校であれば,相性が良くないかも … と判断できたとしても,学習法を工夫することで,合格及第点まで伸ばしていくことは充分に可能です。まずは,高校の先生方,予備校の相談スタッフ等と,じっくりと相談してみることをオススメいたします!

投稿者プロフィール

繁泉 祐幸
繁泉 祐幸
東北大学理学部卒。かつては大手予備校・仙台校事務局長として運営全般の責任者を務めていたが,本校においては入試分析室・室長として、東北6県の高等学校に赴いて講演活動等を行う。
受験に対するモットーは『合格は100%技術である。』
 著作 『 The 王道 S5式メタ認知型 学習編 』
    『 The 王道 S5式メタ認知型 指導編 』
 (プリパス WEBSHOP 知恵の館文庫)

関連記事

  1. 講師紹介:古文・漢文講師 齋藤 知広

  2. センター試験直前《 必須 》対策ポイント

  3. オープンキャンパスは入試に影響する?

  4. 入試直前の準備と仙台市内の受験会場・交通手段・宿泊案内

  5. 講師紹介:日本史講師 北目 孝太郎

  6. 講師紹介:数学講師 角田 幸二